2014 啓蟄
週のはじめ、グッと気温があがりましたね。
梅の花も五分咲き(京都に比べると、だいぶん遅いんですよね)、暦のとおりに羽虫が飛んでいます。
暖かくなるのは、良いような悪いような、、冬のあいだにやっとかないといけないことが、出来てないとアセリます。
寒い時期の仕事の一つは、ブドウの樹の 皮むき です。
皮と幹(?)とのスキマを寝床にして、卵で越冬するヤツラを懲らしめるのです。
松の木なんかで よくあるのは、腰巻きみたいにワラか何かを巻いて、そこに害虫をおびき寄せて燃やしてしまう方法ですが、これは活動的なヤツラには効果的なんでしょうけど、ブドウに巣食うヤツラは、そもそも卵なので動きようがない。
なので、ズル剥けにしてしまわないと効果がないのです。
(←上が作業前、下がズル剥け後)
薬でコロス、という方法も無い訳ではありませんが、薬剤に頼らないで、物理的・人的な作用で育てるようにしています。
作業をしながら考えていたんです、、
皮むきシゴトは、殺虫効果だけじゃなくて、樹に適度な刺激を与えているのでわあるまいか? ブドウの樹さん、ひよっとして気持よく感じてるのか?
心地よくなったら美味しいブドウを成らせてくれるのか?? とか。。
植物には、動物でいうところの感情のようなものはナイ、とは言い切れませんよね。
そういえば先日テレビで、モン・サン・ミッシェルの近くで塩つくりをしている人をクローズアップしてました。(ほとんどテレビはみないんですけどね、、)
「1000年前とほとんど変わらないヤリ方でつくってる」、、「塩職人は人と自然をつないでいる」、、、なんと、まあ、、
ワタクシどもも、日々精進ですね。。
2014年03月08日 Posted bytakekin at 11:12 │Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。