ケンケト祭り

ケンケト祭り
5月3日は、地元の春のお祭り、ケンケト祭り。
特徴的な衣装に身を包んだ少年たちが、なぎなた振りしながら参道を練り歩きます。

ケケン・ケ・ケケン アーードーンデ・アードッコイショ

耳に残る高い鐘の音と、童子の鳴らす太鼓の音とが、相まった祭り拍子。
この鐘の音が「ケンケト」の語源になったとも言われます。


織田信長軍に付き従った地元民の活躍を伝えるものだとか、近世の風流振りに遡るとか、祭りのはじまりには色々な説があって、はっきりしたことは分かりません。

野山では、雉(キジ)のオスが、パートナーを呼ぶために「ケーン ケーン」と鳴く、ちょうどその頃。
田植えの時期に、土地の氏神さまに、その年の豊作を祈願する大切なお祭りです。



どこの地域でも同じだと思いますが、一時は男児の数が少なくなって、女児にも参加してもらわないと、振り子(踊り手)が確保できない、という話がでたこともあります。
久しぶりに見に行ったら、威勢よく祭り拍子を口にしながら練り歩くシンブリ(初めて振り子として参加する男児のこと)の勇ましいこと。
これならと、少し安心させられました。

今年もどうか、美味しいお米がたくさんいただけますように


参考〈近江のケンケト祭り長刀振り〉
http://bunka.nii.ac.jp/db/SearchDetail.do?heritageId=170475







2014年05月07日 Posted bytakekin at 11:32 │Comments(0)

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