苗村神社 ものづくりの神
弊園のあたりは、100年間くらい(たぶん)同じような風景が広がっています。
家々はグッと集まって、文字通り集落を形づくっていて、その周りを田んぼや畑が囲んでいます。
集落ごとに神社があって、氏神さまはそこに居られるのですが、それら近郷の氏神をたばねる総氏神が、この苗村神社に祀られる、那牟羅彦神(なむらひこのかみ)と那牟羅姫神(なむらひめのかみ)です。
二柱は、この地に工芸技術を広めた神々だと伝わりますが、まさしく苗村神社の近郊には、古代に帰化した技術者たちが住み着いたと想像できる地名がそのまま残っています。
例えば、苗村神社のある字名は「綾戸;あやど」綾-織り、近くには「弓削:ゆげ」弓-作り、さらに「須恵:すえ」須恵器、「鏡:かがみ」鏡、「薬師:くずし」薬、、などと続きます。
それぞれの集落(字)が、千数百年に渡ってずーっと変わらずあるって本当すごいことです。
ある意味、どんだけ田舎やねん! てことですが、このご時世で、変わらずにいることや、そうあり続けようとすることこそが、真理の輝きなのです。
(いささか大げさかもだけど、、)
東本宮(上の画像)のある鎮守の森の中には、小さな古墳がいくつも残されているのです。古には、生者と死者とが相まみえる聖なる場所だったと思えます。
今はカワウたちがせっせと巣作りをする彼らにとってのサンクチュアリになっています。
苗村神社HP
http://www.rmc.ne.jp/dragon-kanko/namura-jinjya/
2015年06月16日 Posted bytakekin at 02:28 │Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。